自動車税滞納による差し押さえは回避できる?

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自動車税滞納による差し押さえは回避できるのか?『体験談』

車を持っている人には毎年5月頃、各市町村から自動車税の納付書が送られて来ます。この税金は例え車を使わなくても、毎年4月1日の時点で、車を所有していれば支払義務が発生する物です。普通車は排気量によって、トラックは積載量によって金額が変わり、期限までに納付する必要が有ります。

 

ある程度の滞納は許されているのですが、延滞課税が発生しますし、支払いを済ませていないと車検を受けられないと言ったデメリットも有ります。また最悪の場合は、車や給料の差押えに発展する事も有ります。

 

今回は、そんな自動車税滞納による差押えについて、説明していきたいと思います。

 

自動車税の納付期限

自動車税の正式な納付期限は、送られてきた年の5月31日です。先にも書きましたが、その年の4月1日の時点で車の所有者、ローン支払い中の場合には使用者として、車検証に登録されている人宛に、納付書が届きます。

 

支払方法は役所の窓口で支払う他、銀行振込やコンビニ支払い、クレジットカードでの支払いなど、様々な方法を選ぶ事が出来ます。様々な方法を準備する事で、出来るだけ期限以内に支払いをし易い環境が、整えられています。

 

それでも納付期限までに支払いされない場合は、納付期限の翌日から延滞金が発生します。納付期限翌日から1ヶ月後までは年2.8%、それ以降は年9.1%と言う率で計算され、延滞金の合計が1,000円未満の間は請求されません。自動車税はできれば遅くとも、この期間内に支払う事が望ましいです。余分なお金を払うのは、勿体無いと思いませんか。

 

滞納してから督促状が届くその後の流れ

自動車税の納付期限が過ぎると、おおよそ20日以内に督促状が届きます。この時点では、滞納している税金を早目に支払う事を促す内容のみの封書です。この督促状が届いても支払が無い場合、都道府県によっては、もう一度督促状が届きます。

 

また2度目の督促状はなく、催告書が届く都道府県も有ります。どちらにしても、最終的に催告書が届き、その内容は指定された期日までに、滞納した金額を支払わないと、差押えを行う旨が書かれています。期日までに支払を行わなければ、納税の意思がないと判断されてしまいます。そうなると給料や車を差押えられても、もう文句は言えない立場になってしまいます。

 

催告書では無く「差押予告通知書」が最終的な文書の場合もある様です。何れにしても、この最期通知までは、早くて3ヶ月位です。予告の期日前に支払う事が出来れば、差押えは回避できます。

 

延滞金はいくらかかる?

自動車税の延滞金は、納税額に年利を掛けて計算します。

 

始めの1ヶ月間は、年2.8%で計算します。2ヶ月目からは年9.8%で計算します。この二つの期間で計算した金額の合計が、支払うべき延滞金になります。ただし1,000円未満の内は、支払義務は有りませんから、納税額のみの支払いでOKです。

 

仮に10月25日まで延滞した場合を小型車で計算してみると、自動車税は34,500円です。そこに2.8%を掛けて計算すると、始めの1ヶ月間の延滞金は79円です。続いて10月25日までの金額を計算すると、1,083円です。この2つの金額の合計1,162円を、自動車税を支払う時一緒に支払う必要が有ります。

 

この延滞金を計算する日数は、納税期限の翌日から数えます。そこから計算して延滞金が1,000円を越えるのは、だいたい10月位になります。

 

正確な差し押さえ時期は「わからない」

勧告書や差押予告通知書には、自動車税の最終納税期限は書かれていますが、差押えをいつ行うかは書かれません。これは滞納者が事前に、差押えを妨害する事を考えて、そうさせない為です。実際に差押えを行うのは、各都道府県に有る税務署です。その都合などによって違うので、最終期日から何日後に差押えが行われるのかは、ほぼ分からないと言えます。

 

ただ法的に言うと、滞納者の自動車の差押え自体は、それが始まった1ヶ月後から可能だそうです。そう考えると、やはり出来るだけ早く納税を済ませるべき、ですよね。都道府県によっては、自動車税の滞納者の差押えを集中的に行う、強化月間を行なっていたりもする様です。督促が緩いとは言え税金ですから、管理する税務署も色々と対策を考えて居るんですね。

 

差押えになると会社にも連絡が入ったりと、大事になってしまうそうです。

 

何を差し押さえられるの?

差押えられるのは主に、銀行預金や給料、車や家にある財産などになります。基本的には自動車税の滞納分を、預金や給料から差引くのが一般的です。滞納金全額が、1回の差押で回収できる場合は、それ以降の差押えは有りません。しかし足りなかった場合には、翌月の給料から差し引かれたりする事も有るようです。

 

また給料の差押えの場合、1回に差し引ける金額の上限が決まっている為、数回に分けて差し引かれる場合が有るようです。その上限は手取りの4分の1まで、とされていて、全額を差押えて生活できなくなる、と言った事を防いでいる様です。

 

銀行預金の場合は、そう言った決まりは無いので、滞納金の全額を一気に引き落とされてしまいます。自動車や財産は、比較的に優先順位が低いですが、金銭で回収できなかった場合は、差押えて競売に掛けられてしまう事も有ります。

 

差し押さえを回避するならまずは連絡!

うっかり最終期限を過ぎてしまい、差押が確定してしまった場合、それを回避するには、あなたの地域の担当の税務署に、連絡する必要が有ります。連絡先は送付されて来ている、勧告書や差押予告通知書に書かれています。その電話番号に連絡をして、誤って期日が過ぎてしまった件を伝え、納税の意思が有る事を示しましょう。

 

その他に理由が有る場合は、それも素直に伝えましょう。また滞納分を一括で支払える場合はその時に、いつまでになら支払えるのか、期日を伝えましょう。それが無理であれば、分割での支払いを相談してみて下さい。

 

税務署の仕事は滞納分の回収なので、きちんと支払われるのであれば、対応してくれる場合もあるようです。この時に低収入で生活が苦しい、と示す預金通帳などの書類を見せる事が出来ると、分割支払いが認められる可能性が高くなる様です。

 

滞納分は次の車検前に完納しよう

なぜ次の車検前に、自動車税を完納する必要が有るのかと言うと、車検をする際の必要書類に、自動車税の納税証明書が必要になるからです。この納税証明書が無いと、車検を受ける事が出来ません。車検を通していない車は、道路を走る事は出来ないので、それが見つかった場合には、罰則を受ける事になってしまいます。

 

その罰則と言うのは、違反点が6点と30日間の免停、それに加えて6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金、となかなか重い物なんです。

 

更に車検時には自賠責保険の切替も一緒に行いますから、それが共に切れていた場合は、違反点12点と90日間の免停、そして1年6カ月以下の懲役又は80万円以下の罰金です。この罰則を見れば、自動車税を滞納して車検切れした車に乗るリスクを、感じて貰えると思います。素直に納税した方が、かなりお得です。

 

まとめ

自動車税の滞納と差押えについて、色々と調べて来ましたが、やはり自動車税は早めに支払うに限りますね。滞納しても滞納金額はそう掛からないので、つい放置してしまいがちですが、差押えは出来るだけ避けたい物です。

 

給料の差押えの際には、会社に連絡が入るそうなので、同僚みんなに自動車税の滞納がバッチリバレてしまう事も有ります。それは避けたい事ですよね。

 

また自動車税を滞納した車を廃車したり売却しても、所有した日までの自動車税の支払い義務は、それまでの所有者に有ります。支払い拒否は出来ませんから、気をつけるようにしましょう。

 

ちなみに自動車税は、日本の道路整備に使われる税金です。ドライバーなら綺麗な走り易い道路の為と思えば、支払う必要性も少し感じて来ませんか。溜めた自動車税もどーんと支払って、差押え回避して下さいね。